日経225先物の昨日と本日の高値は9500円でした。年初来高値が9510円でしたから9500円近辺を意識した展開でした。

ただ、9500円というのはオプション権利行使価格でもあります。昨年9月にオプションの権利行使価格が変更(500円から250円)になりました。以前の500円刻みのときは10000円や11000円など節目となる値段でもあったので意識される価格でしたが、最近は250円刻みの権利行使価格も意識されるようになってきています。

もちろん、常にオプション権利行使価格で止まるということではないのですが、板を見ているとオプション権利行使価格付近では売り買いの熱い戦いが見られます。

では、何故オプション権利行使価格はそんなに意識されるのでしょうか。

まず、日経225先物とオプションの手口を見るとわかりますが、上位には同じ証券会社が並んでいます。

日経225先物ミニは個人投資家の比率も高いですが、ラージとオプションは証券会社の自己売買と外国人投資家の比率が高く、両方を合わせると70%を超えます。

そして、大口の投資家はアウトライト(片張り)ではなくアービトラージ(鞘取り)をしていることがほとんどです。

ですから、手口上位銘柄はほとんど同じになるのです。

日経225先物とオプションを取引している投資家が同じことが多いので、オプション権利行使価格付近で先物を仕掛けたり、権利行使価格を超えさせないように先物に売りや買いをだすのです。

長くなるのでまた別の機会に詳しく書きますが、日経225先物オプション市場ではアービトラージ取引が主流であるということをまず念頭におく必要があると考えています。

参考 大証2008年投資部門別取引状況