結局本屋で眺めてみて、吉川英治さんの文庫本を読んでみることにしました。

2巻目を読んでいて感じているのは、以前読んだ司馬遼太郎さんの『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』に描かれている幕末~明治の日本よりも、三国志に描かれている後漢末期から三国時代(180年頃 - 280年頃)の中国のほうが、欲望のままに流れている世界だということです。

現在、曹操という武将が活躍している場面を読んでいます。
ここでは、曹操の考え方というか、振る舞いによって、それを取り巻く武将たちの心が動き、行動を起こします。

欲望がむき出しになっている世の中で、人がどう考え、どう行動するのかということが、史実を元に描かれています。

これがとても興味深く、なるほどそういうことかと思えることがたくさん出てきます。

民衆や他の将軍、部下、女性の間で、金、地位、名誉が複雑に絡み合う中、昨日の敵は今日の友ということが繰り返され、またその逆もあり、人間模様は刻々と変化していきます。

リーダの起こすたったひとつの簡単な行動で世界は一変してしまいます。

人の心がどう動き、どのような変化が起きるか。
リーダーとはどうあるべきかについて学びの多い本だと感じています。