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INTERVIEW

インタビュー画像 代表取締役 長谷川 桂介

千葉大学大学院自然科学研究科修了。日本電信電話株式会社(NTT)入社。法人営業部にて、国立研究開発機関及び国立大学のシステム入札案件に従事。その後、起業を志して牛角・ガリバー等のフランチャイズの経営コンサルティング会社、ベンチャー・リンクに入社。店舗経営支援コンサルタントとして、青森から佐賀まで全国15店舗を担当し、実績を残す。2003年4月に退職し起業、現在に至る。

起業の経緯を教えてください。

大学院を卒業して最初に就職したNTTでは、エネルギーを持て余してしまい、このままでいいのかという危機感を感じていました。ある時、起業を志すようになって、そのための勉強ができそうだったベンチャー・リンクに転職しました。猛烈に働き、目標に向かって本気で努力し、成し遂げるという貴重な成功体験をしました。

その頃、「お金」に関するある本を読んだことをきっかけに、投資や起業に対する考え方が大きく変わりました。実際に自分も投資をやってみたいと思って、たまたま参加した勉強会で、自分のように投資の勉強をしたいというニーズは多くあるのではないかとひらめき、それならば自ら専門家を呼んで会を開催しようと始めたのが最初でした。

そこで、ベンチャー・リンクを退職し、本格的に当社を立ち上げたのです。

著名な投資家に片端からコンタクトし、何とか講演会の開催の約束をとりつけ
ました。その後、ネット上で集客をしたのですが、これがなかなかうまく行か
ず、最初は大変な苦労をしました。しかし試行錯誤の末に数十人を集めることに
成功し、実績を作れたことで、2回目、3回目と講師との交渉もうまくできるよう
になり、運営のスキルを身につけていきました。

 

どうして日本にお金の事をなんでも解決できる場を目指そうと思うのですか。

日本には、公的に提供されるお金の教育がありません。お金のことを他人と話すことに対しても、眉をひそめるような文化があります。そのことが、そもそも日本の経済が活発化しないことの一因になっています。

これまでは預金をしていれば良かったかもしれませんが、今は、投資をして資産を増やしていかなければ、老後に最低限の暮らしもできない時代になりつつあります。お金に「働いてもらう」ことを学ぶことで、しかるべきところにお金が集まり、投資する側、される側のバランスが取れてくれば、ひいては日本経済も回ってくると考えています。

そういう考えの下に、当社ではお金の悩みをなんでも解決できる場を提供していきしたいと思っています。

 

現在の事業の状況や今後の見通しはどうですか?

現在は、投資について成功している投資家から直接学べる会員制の塾や、成功している投資家の手法を徹底的に取り上げた教材販売を中心に事業を展開しています。投資を実践するうえで必要な知識や技術を徹底的に学ぶことができるということで、会員様からも高い評価を頂いています。投資は「理論」だけではなく「実践」が非常に重要です。当社の講師は投資に関する卓越した実績と経験をもっており、再現性のある講座のみを提供していますので、自信をもってサービスを提供しています。実際に会員様の中にはかなりの利益を出していらっしゃる方もいます。

これから当社がやりたいことは、顧客である個人投資家の方々や、専業投資家の先生方とのコネクション、投資に関するあらゆる情報網といった、これまでに築きあげてきたコンテンツを使って、お金の事をなんでも解決できる場づくりを追及することです。

ユーザー目線で仕事をすること、それが何よりも大切なことだと、この仕事をしていて身をもって学んできました。これからも個人投資家・先生方、そして今後顧客となる方々のニーズをきちんと理解して商品・サービスを作っていきます。

 

新規事業である保険事業については、どう見通していますか?

保険代理店事業は収益が先送りされる事業ですが、一度立ち上がってしまうととても安定性のある事業です。そういう意味でキャッシュフローをクリアできれば、安定を手に入れやすい事業なのです。

そのため、株式相場などが好調な今、立ち上げておけるのは絶好のタイミングだと思います。今後、お客さまがついていけば、その後は一定の収入が安定的に入ってくるようになりますので、積み上げ式に成長していけるビジネスです。

保険は企業にとっては節税商品という側面もありますので、「絆経営塾」事業で築いたネットワークも活用するなどシナジーを発揮させていきます。

 

プライベートで好きなことはなんですか。

旅行と読書が好きです。年に一度、一週間ほどの休みを取って海外に行きます。スタッフも大体、GWと夏、そして正月には一週間ぐらい休みます。

これまでにしてきた旅の中でも印象に残っているのは、お金だけを持ってオーストラリアの東海岸に行き、気ままにあちこちを回ったことです。バックパッカーが泊まる宿を渡り歩いて、色々な人と出会い、面白い経験をしました。

月10冊ぐらいのペースで読んでいます。今、気に入っているのは、実業家である斎藤一人氏の著書。何年も高額納税者ランキングの上位に名を連ねている人です。これまで20冊ぐらい読みました。内容は人生論で、楽しく人生を送るコツが書かれています。明るく楽しく仕事をすることの大切さを教えていただいています。